布がそよぐ様な生き方。

薄っぺらい一枚布でも、ひらりひらりと、社会の裾のの何処かに引っかかって好きなことやれるなら、何処にひっかかろうが、いいですね。

先日オデッサの階段に出演されてらした平山素子さんが「ダンサーは自身に向いていると感じられますか」という問いの答えに、「ダンスが好きだから私はダンサーなのではなく、向いているからダンサーなのだと思っています」と強く断言していらしたのが、
印象的で共感出来るところがあります。
またもう一つ、は、
いつ頃からプロになりましたかと聞かれれば、プロになろうと思ったことはなく、気づくとプロになっていたというのが正確な表現でして、と。

言葉には随所に女性らしい潔さを感じられ、非常に正直な人のように感じた。

いつ、サパっと開くか分からないその口に、赤かろうが黒かろうが滑り込んで行くしかないのだろう。