聖夜の逃避行。


聖夜をつくり出すのは自分!  って 学んだ今日。

クリスマスの気分をもり立てるのは、自分次第なんだ。聖夜は聖夜らしく、厳粛に、粛々と神聖な心と共にあるために、動く。
こんなに逃げたくなるChristmasは初めてで、
石が動くと書いてそれも石動(いするぎ)駅 から出発して金沢へ。いるかのBGM似合いそうな雪国のこんもりと雪の積もったホームから電車に乗り込む、電車の旅もよかった。

さて、
21世紀美術館内のクリスマスコンサート「ベーゼンドルファーを弾く」山下洋輔氏 の ピアノ 粛々と心に響いた。。。
合間のスパークリングワイン、ラスト曲のボレロ、、最高の調べ。
金沢に到着後は、バスが迎えてくれたかの様にぴったりに現れ、美術館には開演ぴったりに到着。間に合うはずないと半分あきらめて行ったのだけど、間に合ってしまったという驚き。公演には少し遅れたのにも関わらず、会場にすぐ入れて頂けたし、当日券なのに前から5列目、中央という神席。おまけに隣は素敵な老淑女。
どうにも、ミラクルが働いていたとしか思えない道のりを経てからの素晴らしい演奏。誰かがくれたご褒美としか思えない。会場のシアター21も、初めてだったがなかなか良い空間だった。

そのあと行ったSLANTは
鴻池朋子さんの展示の最終日で、間に合うかハラハラしつつも、無事間に合って鑑賞出来たのも幸運だった。思いがけず初対面のオーナーさんや素敵なデザイナーさんともお話でき、すっかり長居させてもらった。動けばヒトは応えてくれるのだと、励まされた出会いであった。

こうやって予想以上に、楽しんだ逃避行だったが、
ひとりだけで遊びに出てしまったから、家族みんなへ、真っ白ではなく真っ青のサンタの袋いっぱいにめいめいのプレゼントを詰めて再び電車に乗って、持って帰った。 。
まずメインは、
一緒にコンサートに行けなかった母のために、
山下洋輔のサイン入りCDを。山下さんには、「まりさま」と、母の名前も書いてもらって、帰りの電車の中で書いた 私からのお手紙を添えて 。。特別なプレゼントに。
あと母にはゆずのサイダーも手渡し、
妹にはサツマイモのかりんとうと、父にはチーズを。
突発的に思いついて行きしな帰りしな用意したクリスマスプレゼントにしては
よく揃った方だと思う。。
何でも有る金沢駅に感謝。

メリークリスマス☆ 2011、12、25