14ー15日、16日へ。

一難去ってまた一難。難が重ならなかった事に感謝。
まだ、顎周りにテーピングの感触が残っている。
施術を受け病棟で休んでいたその日、父方の祖母が安らかに自宅で息を引き取った様だ。今年二月にみまかった祖母の夫の祖父と同じ、14日の事である。翌日、
退院後にその知らせを聞き、妹夫婦と遠方にいる弟も揃ってから15日の夕方家族で祖母に会いに行く。
突然の知らせに、
勿論驚きはしつつも何か予感目いたものはあって昨日、森光子さんの悲報を知った事や、病身の床で何気なく読んでいたのは般若心経について解かれた本なのである。
それにもう何度も、今月は此処にとどまるようにとの暗示を受けているかのようだ。
代わりに、最近つとに会いたいと思っていた妹と弟には寧ろ向こうから同時にやってきてくれる形で、お陰様で会えることになったけれども。

仏間では
祖母は祖父と似て、とても綺麗な顔をして横たわっていた。生前とは異なる面持ちで涼やかに白銀の輝きを帯びていた。


今は何より
祖母のことを考えたい。

最後に私が聞いた祖母の声。祖母の涙。いつも私を迎えてくれた祖母の笑顔。

祖母が想った意識の世界を彷徨いたい。

最後に祖母が感じたことは何だったのか。今、祖母は幸せか。