2011-05-23 透明な壁3 私にとっての原風景、ってやっぱり、これです。 この、レースの暖簾越しに、毎晩、ステージで繰り広げられる、 ショーを見てたんですね。透明な壁。透過する風景。 伸ばせば手が届く距離なのに、眼前に境界が在り、 暗黙の了解でその先に行ってはいけないとわかっていること。 近くて、遠い、距離感。 境界越しに、その奥を見つめる 感覚。 それが、現実のような夢のような、どちらともつかない 白昼夢のような浮遊感を生み出す。鋭さのない現実。 斑のある夢。