2/2の会を終えて、初個展のお知らせ

昨日の再会は、何か感慨深いものがありました。

最重要事項の展覧会についての
アーカイブをまとめるという話し合いのほか
大半の時間を学生のキャリアアップの為のお話に費やして頂き、
気がつくと夜が更けていました、先生方にはほんと感謝。

私はつくづく歩みが遅すぎると実感したのでスピードアップして早く
先人や仲間たちに追いつきたいです。
この時期にこのプロジェクトに参加した影響は本当に
大きいものでした。

昨日の会話がきっかけでこのブログは始まりました。
世界に開かれている事、そしてアーカイブの重要性。
このプロジェクトを
振り返ってアーカイブを作るのと同時に、
身をもって実践していきたいと思います。
卒業後は、一旦実家のある富山に戻りますが、
「京都に残ってバイト暮らしは、ダメ。
ニューヨークにいきなさい」という変わった両親をもっていて
夏にはニューヨークかも知れません。本格的に舞台美術というか、
舞台セットではない美術と
パフォーマンスとが対等に成立する空間を作りを学ぶために、
そうしたアーティストの元でインターンをしているかもしれません。
もう美術から逃れられませんが、
椿先生のいう10年続けられる、大量生産していける明確な手段、作品を定めて、やりたい事に見合った先をまずはリサーチしようと思います。

けれど、京都妙心寺襖絵の大企画も本気で応募するつもりです。
描いていく事、意思を表明
する事、
自ら道は切り開いていかなくてはいけませんが、その一つの決意として
アートゾーンにて開始しています。
オープニングパフォーマンスでは、
神楽とコンテンポラリーを掛け合わせたダンサーと共に
能とコンテンポラリーを掛け合わせた謡を私が謡いました。
描くこと、文章を書く事、それでも伝えられない部分はまだまだ多く、
謡という形もとりました。
幕開けとして、
自分の意志を明確にしようとする表現行為は反対に
困惑に満ちさせる行為かも知れません。

私は、1人で知らない世界に飛び込む勇気は持ち合わせていると思うし、空間把
握が出来たとしても、まだまだ圧倒的に足りないものがあることに直面していま
す。しかし今出来るベストです。
手伝ってくれたアートゾーンスタッフを誇りに思います。
色々長くなりましたが、

ぜひ、art project room ARTZONEにお越し下さい。

吉田沙織個展「見える部屋、見えない部屋」
2011年1月29日土曜日から2月13日日曜日
平日 13:00〜20:00 土日祝 12:30〜20:00
透明な箱とも言えるガラス張りの透明な空間、
吹き抜けや螺旋階段など特徴的な
会場空間を生かしたインスタレーションを展開しています。

ガラスの外壁は公開制作を行なっており日々更新されていますが、
その瞬間瞬間が完成されたものです。また、会期中無休、入場無料。

京都造形芸術大学大学院修士2回吉田沙織の初個展になります。
学部中は日本画に所属し、日本古来から伝わる
伝統文化を習得した後、現代といかに織りなすか、
見えない間合いを垣間見せようと模索する
独自の世界観をお楽しみ下さい。

ART ZONE 京都市中京区河原町三条下ル一筋目入ル大黒町44 VOXビル1.2階
Tel /Fax 075-212-9676 http://www.artzone.jp/

協力:京都造形芸術大学芸術表現・アートプロデュース学科
企画協力:似内達吉

イベントに変更があり
最終日クロージングイベントには
17:30〜 トークショー 
 対談:画家 井上文太
19:00〜 レセプション 
 展覧会コラボフードご用意
19:30〜 ダンスパフォーマンス
 ダンス:渡守希 衣装:池辺祥子 サウンド:北野諒
を予定しています。
展覧会場を舞台にまたひと味違った世界に誘う催しになって
ます。どうぞご覧ください。